DMFを用いたクロロフィルaの抽出と蛍光法による測定
ニスキン採水後、試水250mlを褐色ビンにとり直ちに吸引ろ過を行った。吸引ろ過はWhatman GF/F フィルター
(25mm)を使用して、弱引圧下(150mmHg)で行った。ろ過後、フィルターを6mlのN,N-dimethylformamide (DMF)に
浸し、暗所で、12時間以上冷凍保存することでクロロフィル-aを抽出した。クロロフィル-a濃度はParsons et al.
(1984)の方法に従って、Turner Designs Model 10-AU Field Fluorometer蛍光光度計によって測定した。
アセトンを用いたクロロフィルaの抽出と蛍光法による測定
クロロフィル a 測定用試水はワットマンGF/F フィルター(径47 mm, 公称孔径0.7 μm)を用いて弱陰圧下
(〜100 mg Hg)で濾過し、そのフィルターは分析するまでデシケータ中に-20℃で保管した。試水は現場のクロ
ロフィル量に応じて200〜500 ml を濾過した。このフィルターを5 mlの90%アセトン溶液 が入った試験管に入れ、
暗黒-20℃で24時間抽出した。クロロフィル a 濃度はParsons et al.(1984)の方法に従って、Turner Designs
Model 10-AU Field Fluorometer蛍光光度計によって測定した。